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杉並の動き 詳報


12月11日、杉並で高嶋伸欣(のぶよし)氏が講演した。

この人、とにかく「つくる会教科書」のあら捜しに執念を燃やすことで知られている。

自由社が写真の裏焼きなど多数の修正を行い改訂部分を横浜市内中学生に配布したことを逆手に取り、
町の本屋や図書館に、その改訂版を取り寄せようと、呼びかける運動を行っている。
嫌がらせ以外の何物でもない。
書店や図書館、究極的には教育委員を巻き込み、自由社への圧力としようではないかと公言した。

また横浜市議会本会議で11月26日、浜教組作成資料配布問題での法規制を求める意見書が否決された。
こうなった背景には、事前の常任委員会で法規制を求める陳情書が採択されたことに危機感を覚えた浜教組支援者が全市議に戸別訪問して、自由社教科書の幾多の記述誤りを説いて回ったことが功を奏した。
これは市民が議員を動かした好事例であった、と言った。
(筆者注:つくる会だって首長―議員を動かして教育委員会の採択につなげることを運動の主眼に置いている。今後とも熾烈な戦いが待っている)


教育問題懇話会
空花正人 匆々

教科書問題の渦中から
ー沖縄、横浜、そして杉並ー

◆ お話:高嶋伸欣さん(琉球大学名誉教授)

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琉球大教授として沖縄戦をめぐる教科書検定問題に取り組み、横浜に帰って自由社教科書(分裂した「つくる会」教科書)批判に活躍中の高島伸欣さんが、今秋、生まれ育った杉並に居を構えられました。沖縄や横浜で取り組み、さらにつくる会やそこから分裂し来年度の中学校教科書採択に参入するとしている育鵬社教科書をめぐる状況などについて、じっくりお聞きします。
来夏には中学歴史教科書の採択を迎えます。山田前区長の下で扶桑社の教科書が採択されてきた杉並で、生徒が学び先生が教えるにふさわしい教科書や歴史教育について考え合いましょう。
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◆日時:2010年12月11日(土)
   午後2時~5時(開場1時40分)

◆会場:杉並区立 産業商工会館 展示室
   (JR阿佐ヶ谷駅南口より徒歩5分)
   詳しい会場案内はこちら↓
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/map/detail.asp?home=H04880

◆資料代:500円

~~~講師プロフィール~~~~~~
元東京教育大学付属高等学校(現筑波大学付属高等学校)教員。
1993年、執筆した『新高校現代社会』教科書の検定で原稿を削除され、「横浜(高嶋)教科書訴訟」を提訴。1996年より琉球大学教育学部教授。2008年に定年退職。この間も、自身の教科書裁判(~2005年)、
「つくる会」教科書をめぐる採択問題や、高校の沖縄戦記述の検定問題などを通して、検定制度や採択の改善に取り組み続けている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  

主催:ひらかれた歴史教育の会 (代表:服藤早苗:女性史研究家)
[問]090-1804-5971(山本)


講師の高嶋伸欣氏は、杉並区出身である。昭和17年(1942年)生まれ、杉並区立高井戸第二小、その分校の松庵小を経て、区立宮前中、都立西高と杉並区内の学校に通った。 そして東京教育大学へ進学し、文学部に在籍し地理学を専攻した。 大学院では家永三郎に師事した。付属高等学校の教員となってから、筑波への移転をめぐる学内対立抗争に身を置いた。彼の思想形成のもとは、杉並区立宮前中学在学中若い社会科教員に教わった「戦後民主主義教育」であった、と自ら語る。最近でも宮前中学では社会科教員K氏が「つくる会教科書」反対運動に絡んで処分されているほど、伝統的に左翼的土壌があるようだ。

高嶋氏は、東京教育大学付属高校在勤時代から、マレー半島の日本軍侵攻の過程で“住民虐殺”が引き起こされたことを研究主題においてきた。30回に及ぶ東南アジアの戦争の“傷跡”に学ぶ「マレー半島戦争追体験の旅」を企画し、授業教材にするなどしていた。

1980年筑波大学長就任の福田信之氏らが推進した偏向教科書是正運動(「教科書問題研究会」)の対抗として、みずから高等学校現代社会(近現代史)教科書執筆に当たるようになった。
しかし1994年度からの新教育課程用の教科書検定で『新高校現代社会』(一橋出版)の執筆を断念させられた。文部省(当時)は新教科書検定制度の下で高嶋氏に対し、福沢諭吉の「脱亜論」・天皇死去の際の報道・湾岸戦争と情報コントロール(メディア操作)・掃海艇派遣の四つの内容について削除を命じた。高嶋氏は「違憲、違法な検定意見で執筆を断念させられ、精神的苦痛を受けた」として、1993年6月、居住地の横浜地裁に国家賠償を求める民事訴訟をおこした。1965年に始まり3つの訴訟を連続して提訴した家永三郎につぐ、第2の教科書訴訟である。
そうして恩師家永三郎の顰みに倣い、教科書検定訴訟(横浜教科書訴訟)の中心人物となった。
文部省相手に訴訟を起こした当事者が、国立大学である琉球大学に1996年、教育学部教授として拾われたのは奇異な感じであろう。琉球大学は教員養成の技術だけがほしかったというが、左派的な教育風土は疑いようもない。

さてその高嶋教科書訴訟は、一審の横浜地裁で4つの争点のうち2つの検定意見が違法なものとされ原告が一部勝訴していた。一つは、福沢諭吉の「脱亜論」に対比させた勝海舟 の『氷川清話』の引用について、大幅に改竄された文献を根拠にして検定意見をつけたのは学説状況の把握が不十分として違法な検定とされた。もう一つは、湾岸戦争時の掃海艇派遣に関して、「東南アジア諸国から事前に意見を聞いて欲しかったという声が相次いだ」という記述に、「低姿勢過ぎる」と言ったのは検定意見であると教科書調査官自身が横浜地裁で認め、裁量権を逸脱した違法な検定とされた。しかし東京高裁はこの一審判決を破棄し(2002年5月)、上告審においても原告全面敗訴となった(2005年12月1日 第一小法廷・横尾判決)。

この最高裁判決を機に、高嶋教科書訴訟を支援する会は2006年6月の総会をもって解散し、後継組織については『 教科書・市民フォーラム』を立ち上げた。
このフォーラムに参集するグループの活動は、横浜市教委が2005年の中学校採択で市内候補になった教科書だけを、教員の研究用として市立中学校に配布したことを問題として提訴して(「教科書配布裁判」)おり、現在控訴審中である。
また横浜市教委が2009年8月、市内8区で自由社版教科書採択を行って以来、学者・労組など総動員体制で執拗な抵抗活動を行っている。

その一つ、横浜市教職員組合(浜教組)では、自由社版教科書の採択の経過と内容を批判しながら独自に同書の使用を前提とした授業案集『中学校歴史資料集』を作成、2010年4月に組合員へ配布した。
ただちに横浜市教委は市内全中学校長あてに採択教科書使用義務を通知し、浜教組に対しては警告文書を発信した。
「つくる会」はさらに資料数の回収などを請願したが、林文子市長(中田宏前市長辞職後、民主党推薦、浜教組支援で当選)側はそれ以上の深追いはせず受け流した。なお林市長は就任早々、自由社教科書採択に貢献したとされる教育長を退任に追い込んだ負の実績がある。

また「横浜教科書研究会」というグループ運動もある。
活動拠点は横浜国立大学教育人間科学部歴史学研究室(加藤千香子氏)である。彼らの宣伝文句はこうだ。
“2009年秋に発足、市民、教職経験者と大学の研究者とで自由社版教科書の内容の検討を進めています。その結果、特定の価値観や道徳を教え込もうとするために生まれる歴史の歪曲や誤り、アジアや世界に背を向けた内向きの「日本人」中心史観、天皇の力の実態以上の評価など、戦前の国定教科書とも酷似している内容が具体的に明らかになってきました。
この検討の成果をもとに、自由社版教科書を使用しなければならない学校現場の先生方に役立ててほしいと考え、「自由社版『新編 新しい歴史教科書』でどう教えるか?」Vol.1、Vol.2を作成し、横浜市立全中学校に送付しました。Vol.1は序論にあたるもので、実践編のVol.2では原始・古代・中世・近世を対象に、各時代の全体的な問題点の指摘のほか、32のテーマと8つのコラムを設定し、①学びたいこと、②ここが問題(教科書の問題点)、③アドバイスを具体的に提示しました。この教科書で授業せざるをえない状況に追い込まれた現場の教員の方たちにとって、実践的な力となることをめざして編集したものです。今後、Vol.3近現代編の発行も予定しており、教科書検討の際には、ぜひ参考にしていただきたいと思います。”http://anti-kyosei.blogspot.com/2010/07/blog-post_28.html

高嶋氏ら横浜での「反つくる会」運動の戦術を、彼の話から拾ってみよう。
この戦術は、「つくる会教科書」を使用している杉並区でも大いに使えると参加者は納得していた。

1.徹底したあら捜し
  とにかく編集ミスや誤記を調べ上げる。あるいは限られた字数に収めるべく教科書編集上とった「簡潔な表現」に対し、「厳密性を欠いている」、と指摘する。
(筆者注:自ら教科書を執筆した経験者のくせに人のことなど言えるのか。)  
高嶋氏は例として、真珠湾攻撃開始とマレー侵攻の時間差に拘り、教科書が真珠湾攻撃を大きく扱うことによって南方資源獲得が目的の「侵略性」から目をそらせるものだと言う。他社教科書はマレー上陸に次いで真珠湾攻撃を掲げている、などと言うが、そのような教科書は実は彼らが大好きな日本書籍(ついに撤退)と教育出版、日文くらいで、山川でも帝国でも、真珠湾が大きく先に取り上げられ、マレー進攻は後に小さく書かれている。まして教科書シェア最大の東書はマレー半島のことなどは小さな地図の中でしか扱っていない。さらにまったくおかしなことに高嶋氏は、自由社版教科書の記述が目に入っていないのであろうか。そこには、日本の南方進出は「アジアの解放」という名目を掲げながらも、自国のための資源獲得を目的としたものだったが、と明確に書かれている。

また自由社教科書も、そして神奈川県教委が作成した高校日本史教材も同様だが、沖縄戦開始時期を慶良間諸島上陸の3月末ではなく、沖縄本島上陸の4月にしていることを高嶋氏はあげつらい、集団自決の事実から目をそらせるものだと言う。
「教材の編集に携わった専門家や教育委員かの委員たちが、間違いに気づいていないのはお粗末そのもの」(沖縄タイムス2010年12月1日付)と噛みついた。
なお自由社版に記載された沖縄戦の「ついに陸上の戦いも日本の国土に及んだ」という部分は、2008年度検定で自由社が扶桑社版に加筆したのだが、2009年度で削除訂正申請したことに触れ、高嶋氏は自由社が「とうとう誤記と認めた」、と勝ち誇った。
   
2.「間違いだらけの教科書」というプロパガンダ攻勢
  これらのほかにも、比叡山延暦寺の所在県表記位置のずれを指摘したり(注:比叡山は県境にあって延暦寺が滋賀県にある)、佐賀吉野ヶ里遺跡にあるのは大きな“壕”なのかあるいは“濠”なのか混乱しているといい、伊能忠敬の地図に関してはその正確なことを生徒に考えさせる前に答えを書いてしまっているから「思考力を育てない教科書である」などと揶揄したり、キトラ古墳の写真画像の裏焼きなどなど、とにかく微に入り細に入り取り出しては、「間違いだらけの教科書」という情宣攻勢に出ている。
「ついに自由社が採択校生徒に訂正版を配布した、さぞや大幅な出費であったろう」、と喜ぶ始末。
それに乗っかり、横浜市内大手書店で販売している供給本教科書や、市販本『日本人の歴史教科書』までも、一般市民購入者に改訂版を渡すように要求する運動を展開している。対象は書店のみならず図書館にまで範囲を広げている。(市民からのそうした異常な要求に書店などとしても自由社への問い合わせをせざるを得ないが、自由社では初めは応対したものの最近は静観している。)

浜教組作成資料集配布めぐり法規制を求める陳情が市内保守系グループから市議会に持ち込まれ、2010年11月19日の常任委員会で採択された。政府への意見書として市議会決議にかけられることになったが、これに対しすぐさま潰しにかかる行動を開始した。
高嶋氏らグループは市議会議員全員を相手に個別に自由社教科書の“誤り”を説明に回り、多くの議員の理解を求めた結果、26日の本会議の前には事務局側集計ですでに「意見書案」は否決されることが決まっていた。本会議当日は議長の読み上げる議事手順書には明白に「否決」が書かれていた。
反対討論に立った共産党議員は「間違いだらけの教科書」、民主党議員は「市の採択やり直し」を言及したが、自民議席からのヤジでかき消されるほどであったそうだ。
高嶋氏はこういう。「横浜市議はこれ以上恥をさらさないように。おかしなことをやっていたら選挙に影響出るよ、と脅すのも手だ。横浜市は議員を動かし、見事な例を示した」

以上述べてきたように、高嶋氏ら「反つくる会」すなわち韓国朝鮮支那迎合グループは、「つくる会」が目指す教科書正常化に対して、あらゆる手を使って潰しにかかってくる。
我々は彼らのそうした手口を知り、むしろ彼らの愚かさを教育委員諸氏に訴え、より良い教科書を生徒に送り届けるための確かな活動を、倦まず弛まず続けていこうではないか。

(終わり)
  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

平成22年12月15日
教育問題懇話会
空花正人 記
.14 2010 事務局よりお知らせ comment0 trackback0

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