二月二日、東京「日比谷公会堂」に安倍晋三元首相、平沼赳夫元経産相らの保守系政治家、更に多数の学者、保守運動家らを壇上に迎え、「頑張れ日本!全国行動委員会結成大会」が開かれた。
会場は、二千六百名を優に超える人々によって埋め尽くされた。
数だけでなくその熱気も半端ではなく、それが何と午後二時の開始から八時の閉幕まで何と六時間にわたって続いたのだから、長い歴史を誇る日比谷公会堂においても空前の出来事だったのではないだろうか。
私自身も一部、二部と二回壇上で訴える機会が与えられたが、参加者のこの会の発足に寄せる期待を痛い程、感じた。
この会の何が、これ程の期待と熱気を引き寄せたのか。
それは言うまでもなく、現在の日本の政治情況がもたらす閉そく感にある。
民主党政権は、その潜在的に持つ独裁的体質が数の力によって顕在化しようとしている。
先の総選挙でマニフェストにも書かれなかった「外国人参政権」、「夫婦別姓」を柱とする民法改悪法案等の日本解体法案ともいえる悪法の成立を強引に企図していることからもその兆しはみえる。
それに対し、元々、寄り合い世帯である民主党内に一定数存在している筈の保守派は何を恐れてか沈黙を守り続けている。
政策論以前に党内ツートップがこれだけ、金まみれの不祥事を引き起こしても、打倒の声さえ挙らない情けない有様である。
そして本来なら、これだけの敵失がありながら、更に社会党化する民主党に対し保守の党として勇躍戦いを挑まなければならない自民党が一向に立ち直りの気配すらない。
この情況が続けば、結局「数の論理」により日本解体法案は続々可決され、我国は多くの国民が夢想だにしなかった滅亡への道をひたすら歩む事になるだろう。
他方外交面に目を転じれば、中国に喰われ続ける我国の姿がある。もう時間はない。このまま我々が座視すれば、そこにあるのは日本の緩慢な死だ。
それを我々は絶対に認めるわけにはいかない。何故なら、それは現在を生きる我々にとって耐えがたい事であるだけでなく、日本を築いてきた祖先への責任と、未来の子孫たちへの責任が我々にはあるからである。
我々、一人一人の草の根の国民の力は弱い、しかしその力を結集できれば「集団としての坂本龍馬」として平成維新の大回転が出来るかもしれない、否やらなければならない。その熱い想いで、田母神俊雄前航空幕僚長を会長として、「頑張れ日本!全国行動委員会」は発足した。
混迷する現状を克服し、日本を再生させるためには保守勢力を結集させた、行動する為の強力な組織が不可欠である。
当面の目標は外国人参政権、夫婦別姓の阻止であるが、究極の目的は日本を解体しようとするあらゆる政治勢力に、真正面から対決し本来の日本を取り戻す事にある。
私もその先頭にたって徹底的に闘う覚悟である。共に頑張ろう。
日本世論の会会長
三輪 和雄
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