地方選挙から民主党後退の傾向がうかがえる。
二月二十一日の長崎県知事選挙・町田市長選挙の大敗ぶりは政治業界人の予想をはるかに上回り、同日行われた各地の市議選でもそれが表れている。
民主党推薦をとったある無所属陣営は「判断を誤った」と語った。かろうじて入ったものの「民主党」の看板が邪魔になっているのを「現場」は感じつつある。
町田市議選はみんなの党の新人が大量得点で二位当選。同党が地方選挙でも非自民・非民主の保守層の受け皿になることが感じられる。
日野市議選では、外国人参政権反対を選挙公報にも記載した古賀壮志議員が前回の倍近い得票でトップ当選を果たした。
来年の統一地方選挙を控え、今の民主党体制に危機感を覚える議員がいっきに増えることにつながる結果が示された。
今は静観をしている民主党所属地方議員の動向が注目だ。
(ジャーナリスト・林田有香)
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