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激動マスメディア

 表題の番組が放送記念日に放映されたのだが、これが意外に面白い討論番組だった。テレビ代表はテレ朝顧問の広瀬氏。この人は昨年の「テレビのこれから」という番組にも出演していたが、その頃と意識は全く変っていないようだ。彼によると、テレビや新聞の存在感がなくなったらこの国の民主主義が危うくなるのだという。噴飯ものである。現実は全く逆で、テレビや新聞の存在感がありすぎて、日本の民主主義が危殆に瀕しているのではないか。

 ジャーナリストの佐々木氏の論評が一番正鵠を射ていた。
「新聞やテレビの記者が書く記事が素晴らしいという前提で喋っているが、ネットではマスメディアの記事は非常に専門性も質も低いと批判されている。実はネットこそ専門家の集合体であり、マスメディアの方が明らかに劣っている」全くその通りである。

 広瀬氏が「イラク戦争での大量破壊兵器の有無など、誤った情報が何故広がったか、こういう問題はしっかりしたメディアが追及していかなければ駄目だ」とあくまで既存メディアの優位性を強調したが、それに対しても佐々木氏は「今、メディアの誤りをネットが直すと言う現象があちこちで起きている。メディアが正しくてネットが不完全と言う前提がそもそも間違いだ」と斬って捨てた。

 動画配信会社ドアンゴの川上氏も「ユーザーはメディアが加工した情報に不満を持っている。ネット動画はど素人が生情報を流しているが、やってみたらとても喜ばれた。それが知りたかったのだと。」つまり視聴者はテレビが何を報道しなかったかを知りたいのである。テレビがいかに信頼されていないかよく分かる。

 佐々木氏は「朝日やNHKは閉ざされた言語空間の中で一つの見方しか提示していないが、ネットでは右も左も入り乱れて喧嘩したり議論したりしている。そちらの方が民主主義の本来の姿だ」と喝破したが、今まで世論を恣意的に操作し、贋物の民主主義を作り上げてきた広瀬氏などの旧勢力にとって、その地位を脅かすネットの存在は耐え難いものに映るに違いない。

 佐々木氏は又、マスメディア企業の問題点として高コストを挙げていた。広告収入が減っても人件費を下げず制作費を下げるのでは番組の質は落ちるばかりである。これに関しては急所を突かれたのか明確な反論は出ず、佐々木氏もそれ以上深入りしなかった。五社独占の利権についても氏が知らないはずは無いが、強大なメディアに対しては追求もそれが精一杯なのだろう。

 今や、新聞やテレビ離れが急速に進む中、ネットで全ての記事や番組が容赦なく俎上に上げられる現実を、メディアもこれまでのように無かった事として済ませられなくなっている。こういう番組を作らざるを得なかったのはそういう背景があるからではないか。それが分ったのが一番の収穫かもしれない。

(憂太郎)
.11 2010 論客より comment0 trackback0

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